歯科用CT
優れた画質で正確な診断を
歯科用CT「Axeos」
より正確な診断とより安全な治療のためにAxeosを導入しました
歯科用CTは歯科分野に特化したCT装置のことで、撮影データを3次元的に構築し、顎や歯だけでなく、上顎洞(鼻の奥)の形態や粘膜の状態、病巣なども立体画像で確認できます。また、歯科用CTでの撮影は10秒ほどで済むため、患者さんへの負担も少なく、優れた高画質かつ広範囲の撮影が可能で、レントゲン写真より多くの情報を得られます。
CTでできること
お口のさまざまな状態を診断
歯科用CTでは従来のX線写真より多くの情報を得られるようになりました。インプラント診断、歯周病による骨欠損の状態、顎関節、歯根の膿、親知らず、上あごの炎症、神経の走行など二次元のレントゲン撮影では不可能だったお口のさまざまな状態を診断できるようになります。
朝日歯科クリニックでは2009年に歯科用CT(デンツプライシロナ社 ガリレオス)を設置し診療に活用しております。
2023年にはそれまで使用していた歯科用CTをデンツプライシロナ社のフラッグシップモデル「Axeos」に買い換えました。
さらに高性能になり睡眠時無呼吸症候群の診断や矯正の診断など新たにできることも増え、ますます日々の診療の場面で活躍してくれています。
Axeosの特徴
ニーズに合わせた画質の選択
インプラントなどの顎を全体的に診断する場合、特定の歯の状態を調べる場合など必要に応じて画質を選択することが可能です。根管の視覚化など特定の適応症では、ボタンをクリックするだけで、高解像度(HD)モードで必要なあらゆる詳細を確認できるようになりました。
MARSソフトによりメタルアーチファクトを軽減
正しい診断を行うため画質のクオリティはとても重要です。
金属の修復物が入っている患者さんの場合X線画像に金属の影や不透過像(アーチファクトといいます)が生じこのせいで診断が困難になる場合があります。しかしAxeosに組み込まれたMARSソフトウェア(金属アーチファクト軽減ソフトウェア)によって、3D画像の金属アーチファクトは顕著に軽減しました。これによって画質は大きく向上し、診断が容易になります。
CTは歯科のいろいろな場面で幅広く活用されています
インプラント
インプラント治療では、埋入する部位の術前の骨の状態(質や厚み、高さ、形態など)が正確に確実な判断ができるので、 切開や剥離をしない手術や増骨術などに対しても判断が即日に行えます。 歯科用CTでの撮影画像をもとに、的確な治療計画を立てることは、安心な治療への第一歩です。特に安全性と正確性が求められるインプラント治療にはCTによる三次元診断は必須であり、いまや世界の常識となっています。
歯周病治療
歯周病は、細菌感染による骨の破壊が起きる病気であるため、骨の破壊の程度などをよりリアルに見て判断することができます。また、骨の状態からおおよその歯の寿命を積算することも可能です。従って、非常に予知性の高い治療が行えます。 定期検診や歯科人間ドッグなどの際のオプションとしてもCT解析により、より詳しい状態の説明ができますから、 次回の検診への導入として励みにすることもできます。
根管治療
歯根の先端の病巣発見や、治療後の治癒の状態など、かなり正確に把握できます。歯科用CT画像を使った正確な診断によって、根の病気の完治を目指しやすくなります。