睡眠歯科
歯科医院でできる睡眠治療
「いびきがうるさい」「寝ている間に息が止まってる」
など言われた事はありませんか?
これらの症状は、歯科で解決できるかもしれません。
睡眠歯科とは
睡眠歯科とは、寝ているときに起きる現象を歯科の立場からアプローチし、睡眠の質を向上させます。
大きないびきとともに呼吸が止まってしまう睡眠時無呼吸症候群。
睡眠中に無呼吸がおきると、体が低酸素状態となります。このような無呼吸に伴う低酸素状態が毎晩、しかも年単位で起きれば、心臓・血管系の病気や多くの生活習慣病と関連してきます。高血圧症との関連が古くからよく示され、狭心症、心筋梗塞などの冠動脈疾患や脳卒中の発症にも関係します。一方、低酸素状態になると、脳が防衛的に目覚めて、呼吸が再開します。この状態が繰り返し続くと熟睡できず、睡眠不足の状態になります。そのため、「日中の強い眠気」や「倦怠感」「起床時の頭重感」「気分の落ち込み」などがあらわれ、仕事や勉強がはかどらないなど、作業能率の低下や、性格上の変化をきたすこともあります。運転による交通事故を調査すると、その事故率は約2.6倍以上にも上昇するといわれます。このように、睡眠時無呼吸症候群は日常生活に支障をきたし、個々の健康障害のみにとどまらず、公共の安全性にも影響を与える病気です。
この治療を歯科の立場から行うのが睡眠歯科です。
診断方法
大きないびきをかく原因として気道の形態(狭さ)が関係しています。
当院ではCT撮影と気道解析ソフトを使用し実際の気道の状態を可視化で確認を行っております。
気道解析の画像
通常時の顎の位置での撮影。
赤くなっている部分が気道の狭窄している部分でかなりせまくなっています。
下顎を前に出した状態での撮影
赤くなっていた部分がなくなり気道が広がっています。
この画像をもとに下顎が少し前に出るようなマウスピースを作成し夜間装着することでいびきが軽減し、朝までぐっすり寝られるようになったと効果の声をいただきました。